ストレスからの不妊
心因性不妊検査とは
不妊の原因は生殖器の機能や形状の異常、ホルモン物質の分泌など身体的な問題である場合が多いのですが、 それらの問題を引き起こしているのが精神的な理由であることも多いようです。不妊治療を受けながらでも不安を感じる事は沢山あります。 身体的な不妊治療を受けているつもりが精神的な負担を増やしてしまい、さらなる不妊の原因となってしまってはいけません。 心因性で引き起こる不妊に関わる異常には、無排卵・無月経・勃起不全・不感症・神経性摂食障害・機能性出血・造精障害・射精困難・濃精液症・ 精子や卵子の質の低下などがあります。
性格テスト
ストレスを溜めやすい、ショックを受けやすいなど繊細な性格の人は、精神面の変化が身体的にも表れやすいといわれています。 そのため不妊治療中にさらなる不妊要因を増やさないよう、最初の問診で行われることもある検査です。 周囲の人や本人の評価とは違った性格診断が出る事もありますし、その時の精神状態によっても診断結果は変化します。 性格テストで内向的だったりネガティブになりやすい傾向が強くみられる場合には、カウンセリングの回数を増やしたり安心できるよう説明をしっかり行うなど、 精神的なフォローをするように心がけます。 またポジティブな性格に見える人でも実はとても悩みやすい性格だとわかった場合、本人も気が付かないうちにかなりのストレスが溜まっている可能性もあります。
心理テスト
不妊治療や検査を進める上ではその時の心理状態も精子や卵子の状態と深い関わりがありますので、治療の節目などで行われることも多い検査です。 これによって不妊に対する考え方や受け止め方、イメージを持っているかがわかる場合もあります。 沢山の色の中からその時の自分に合ったものを選ぶカラーセラピー診断は、選んだ色の組み合わせからその時の心理状態を読み取ることができます。 1つのグループから色を選んで進めていく方法や、色のついた液体を入れた瓶から好きな色の組み合わせを選んでいくタイプなどがあります。 色と同じように自分の好みの香りを選ぶ、といった診断方法もあります。 心理テストは毎日行っても同じ結果が出るとは限りませんし、心理状態が変化すれば同じ日でも違う結果になることもあります。